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@ ボディ解体に取りかかる。右前方から受けた事故及び腐蝕によりフロントマスク、フロントフェンダ―は修復不可能。各部の状態を確認しながら解体していく。
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A 作業の振動でボディにゆがみが生じないようドア部分をバーで固定。また水平状態を保つためにフレーム修正機の上で作業を進める。こうした細心の注意があってこそ1mmのズレもないボディが完成し、新車時にも増したボディ剛性を手に入れることができる。
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B 修復不可能だった右側のフードレッジパネルをほかのS800からパーツ流用し溶接。 |
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C 左右ロッカーパネル(ステップ)もサビがひどい。この部分はオープンカーにとって大事な補強部分なので、内側の補強パネルと外側の補強バネルをそれぞれ製作。水抜きの穴もあけ、鉄板の内側にまでサビ止めを施す。
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D 切りつぎの基本はサビている部分を切り取り、新しい鉄板で同じ形のものを作り溶接してつなぎあわせる。外側からかぶせるように溶接しても、内側からすぐにサビてしまうので意味がない。
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E ドアの下部分は水がたまってサビやすい。 |
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F 運転席側のフロア。腐蝕部分も切り取って溶接する。
G 一枚の鉄板から波板を作り溶接する。波板にすることでボディ全体の強度も上がるため大切なセクションである。 |
H 4で切り取ったステップ部分の内側。これだけ腐食しているものをそのままにしたら、内側からサビてくるのは当然。
I 7で切り取ったフロア部分も同様だ。
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J フロントマスク、フェンダー部は在庫してある新品のパネルを使用した。特にフロントマスクとライトの取り付け部分は念入りに合わせが必要だ。 |
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K リヤ部はトランク交換、左リヤフェンダー下部とバックパネルの板金を行なった。
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L プライマー(サビ止め)をボディ全体に施し板金作業は完
了。このあと塗装行程へと進む。
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